【ユーロドル】FX為替通貨ペアの特徴と過去の値動き
ここではFX初心者の方向けに、通貨ペアの特徴と過去の値動きを紹介しています。
前回はドル/円でしたが、
第2回の今回の通貨ペアはユーロ/ドルです。
ユーロ/ドルの特徴
▼通貨の名称
通貨表記はEUR/USD
ユーロドル・ユロドル・ユロルなどと呼ばれることが多い。
▼通貨の概要
世界で1番取引量の多い通貨が米ドル。2番目がユーロ。
この2つの世界最強ペアの組み合わせがユーロドル(EUR/USD)となる。
なので、全通貨ペアのなかでユーロドルが1番人気で世界中で取引されている。
▼値動きの特徴
流動性が高い分、相場上の安定感は抜群で、急変動も少なく、しっかりと教科書どおりの動きをする傾向にある。
テクニカルな面で、基本に忠実に取引することで、利益をだすことができる正統派の通貨ペア。
ドル円とは反対の動きをする特徴がある。
▼レート表記について
レート表示が小数点5ケタまであり(例 1.23456)初心者の方は最初は戸惑うことあるが、慣れてしまえば違和感はなくなる。
※僕がやっていた方法で、どうしても分かりにくい場合は、小数点を2つ後ろにずらして考えれば、すんなりと入ってきます。(例えば1.23456→123.456というふうに置き換えてみれば、ドル円と同じようにみえるのでオススメです)
▼1日の値幅と重要指標について
1日の平均値動きは0.008~0.01(80~100PIPS)
月1回の米雇用統計が最重要指標で、指標が良ければユーロドルは下落して、指標が悪ければ上昇する。
世界1・2の基軸通貨ということで、ドルが買われればユーロが売られ、ドルが売られればユーロが買われるという構図。
ドルとユーロはいわばコインの表と裏のような関係である。
▼政策金利について
アメリカの政策金利は月1回のFOMCで決定される。(アメリカの金利が上がればユーロドルは下落要因となり、下がれば上昇要因となる)
ユーロ圏の政策金利は月1回ECB(欧州中央銀行)で決定される。(ユーロ圏の金利が上がればユーロドルは上昇要因となり、下がれば下落要因となる)
ECB総裁はドラギ氏。イタリア人。
ユーロドルの過去の値動き
ユーロは1999年に発行された歴史の浅い通貨です。
それではチャートをみてみましょう。
<ユーロドル 月足>
●ユーロドルの史上最安値は2000年10月につけた0.8225ドル①
●2000年から2008年まで上昇トレンドが続き、2008年7月に1.6034ドルの史上最高値を記録②
●2008年以降、約1年置きに上下を切り替えるレンジっぽい動きをしながら緩やかに上値を切り下げながら下落。
●2015年にレンジを下方向へブレイクしてから下落トレンドとなり、2017年1月には過去10年間の最安値となる1.0341ドルを記録。③
●1ドルを割ると思われたが、2017年より上昇に転じて、2018年1月現在は1.245ドル付近まで値を戻している。
やはり上昇トレンド・レンジ・下落トレンドと動きがハッキリしていますね。
トレンドラインや水平線も機能しているので、テクニカル分析も有効だと思います。
ドル円の次はユーロドルを覚えよう
FX初心者の方は、まずドル円で慣れてもらい、次はこのユーロドルを扱ってもらうのがいいと思います。
それはなぜか。
ドルと円の力関係をみるだけでなく、そこにドルとユーロの関係を同時にみることで、為替相場の全体像がつかめてくるからです。
ドル円だけをみて円安ドル高になっていても、
ドル>ユーロ>円なのかドル>円>ユーロなのか、ユーロ>ドル>円なのかまでは分かりません。
「ドル円」と「ユーロドル」、それとできれば「ユーロ円」もチェックするようにして、
「米ドル・ユーロ・円」の世界の主要3通貨のペアの値動きをみれば、為替相場の全体の原理が分かってくるのです。
というわけで、初心者の方へのオススメ通貨ペアNO2は、ユーロドルでした。
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