FX通貨ペア取引量ランキング15(FX初心者は取引量の多い通貨を選ぼう)
ナッキです。
(@nakki_fukugyo)
世界には米ドル、日本円、ユーロ、豪ドル、英ポンドなどさまざまな通貨が存在します。
FXトレーダーは数ある通貨のなかから好きな通貨の組み合わせを選んで売買することができます。
では、そんな数ある通貨ペアのなかで取引量が多いのはどのペアでしょうか?
この記事ではそんな疑問に答えるべく2016年の国際決済銀行のデータをまとめてみました。
それではみていきましょう。
各通貨ペアの特徴についてはこちらの記事を参照ください。
FX通貨ペア取引量ランキング
為替取引量が多い順にランキングにしました。
国際決済銀行2016年のデータです。
1位:ユーロ/米ドル 23.0%
2位:米ドル/日本円 17.7%
3位:英ポンド/米ドル 9.2%
4位:豪ドル/米ドル 5.2%
5位:カナダドル/米ドル 4.3%
6位:人民元/米ドル 3.8%
7位:スイスフラン/米ドル 3.5%
8位:メキシコペソ/米ドル 2.1%
9位:ユーロ/ポンド 2.0%
10位:ユーロ/日本円 1.6%
11位:シンガポールドル/米ドル 1.6%
12位:ニュージーランドドル/米ドル 1.5%
13位:韓国ウォン/米ドル 1.5%
14位:香港ドル/米ドル 1.5%
15位:ユーロ/スイスフラン 0.9%
その他:約20%
ランキングをみると、なんと1位から8位までが「米ドル」の取引が占めています。
このことから現在の世界は米ドル中心に取引が行われていることがわかります。
米ドルのようにもっとも信頼感があり、流通量の多い通貨を「基軸通貨」と呼びます。
基軸通貨とは誰かが選ぶというものではなく取引量の多い通貨に自然に決まります。
第2次世界大戦以前は、英ポンドが基軸通貨でした。
戦後、経済や政治の面で影響力が変化したことで現在は米ドルがその地位を担っています。
取引量が多い通貨ペアと少ないペアの違い
取引量の少ないペアは取引量の多い通貨ペアに比べて値動きが荒い傾向があります。
例えば、トルコリラや南アフリカランドなどの新興国の通貨は取引量が少ないです。
全体の取引数量が少ないと取引自体が閑散としていて、一度の売買で急変動になることがあります。
逆に米ドル、ユーロ、日本円などは取引量が多く、常に活発に取引が行われています。
たとえ大口の売買があっても短期的に急激な変動になりにくいのです。
多くのFXトレーダーは、移動平均やトレンドラインなどテクニカル分析を使用しています。
取引量が多い通貨ペアのほうが安定した値動きをするので、自然と取引量の多い通貨ペアが人気となるわけですね。
どの通貨ペアを選択したらいいか分からない場合は、急変動が少ない取引量の多い通貨を選んでみるといいでしょう。
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