FXで勝てるようになるたったひとつの方法 取引ルールの作り方
取引ルールが必要な理由
FXで勝てるようになるための方法は、取引ルールをつくることです。
なぜFXで勝つのにルールが必要かというと、ズバリ「暴走」するのを防ぐためです。
冷静にトレードしているつもりであっても、ひとたび負けが続くと「取り返したい」という感情が芽生えてきて、無謀なトレードを始めてしまうのです。
僕も何度も経験ありますが、最初のうちは損切りができていても、損切りしたあとすぐに反転して、「そのまま持っていれば勝っていたのに」ということが続くと、怒りの感情からストップを置かなくなってしまいます。
その後やはり値が反転してうまく勝ってしまうと、次の取引からもストップを置かなくなってしまうのです。
ストップを置かないことが自分のなかで正しい行為になってしまいます。
そうなってしまえば、最終的には値が戻らずに大きな含み損を抱えてしまいます。
そこで損切りすることは、精神的にできません。
ナンピンするかポジションを塩漬けにするかのどちらかをしてしまいます。
そして、自分の耐えられない含み損まで膨らんだときに損切りするか、ロスカットになるかの2択となります。
1度の負けですべてを失うという最悪な結末です。
人間には自分の感情をコントロールすることはできません。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しいです。
それが普通の人間です。
取引ルールの作り方
FXで勝てるようになるには取引ルールをつくることが必要ということを説明しました。
本当の上級者になれば、ルールなんてなくても勝てるのかもしれませんが、
自分の確固たるトレードスタイルが確立されるまでは、ルールは必要です。
では、どうやってルールをつくればいいのでしょうか。
ルールをつくるには、まずは自分のトレード記録をつけることです。
自分の取引を振り返って、勝つときはどういうトレードをしているのか、
何をしたときに負けているのかを徹底的に研究して分析します。
そして、勝っているトレードの傾向を掴んでからルールを決めます。
そしてそのルールどおりにトレードをして、また結果を分析しルールを見直す。
この面倒な作業を何度も繰り返して、自分だけの取引ルールをつくっていきます。
そのルールに従って取引さえしていれば勝てるというものであれば、FXがギャンブルから作業に変わります。
この状態にもっていくことが目標です。
僕の取引ルールを紹介します。
2017年8月現在の僕の取引ルールを紹介します。
少しはご参考になればと思います。
僕がルールをつくるうえで意識していることはルールを「単純」で分かりやすいものにすることです。
どちらにもとれるというような曖昧なものでは迷ってしまうので、0か1くらいハッキリしているようにしています。
それでは現在の僕のルールです。
- ①取引通貨はドル円のみ
- ②その日の取引はロングかショートかどちらかに決める
- ③3連敗したらその日の取引は終了する
- ④リミット(利確)とストップ(損切)を置き、ナンピンはしない
以上です。
それぞれを解説します。
①ドル円のみにしているのは、単純にドル円の成績が良いからです。
以前は豪ドルやユーロやポンドも取引していましたが、成績が悪かったのでいまは扱うのをやめています。
②1日のはじまりに「ロング優勢」か「ショート優勢」かを判断します。
いわゆる環境認識というもので、トレンドに乗った取引をするのが目的です。
チャートをみていると上がりそうとか、下がりそうとか迷いが生じますが、それを防いでくれます。
また、損切り後のドテン防止にもつかえます。
③環境認識が間違っていた場合や、調子が悪い日にダラダラとトレードしないためです。
また、1日の負け額を最小限に抑えるために導入しています。
逆に3連敗しなければ、トレード数が増えるようになっていますので、勝てるときに多くトレードをして、負けるときにトレードを少なくすることで、総合的な期待値をプラスにさせようとしています。
④これは基本です。ストップを置いて、ナンピンをしないことは1度の負けで破産することを避けるために絶対必要です。
このルールさえ守れば、それなりに戦えると思っています。
現在1回のレートは5万通貨で取引しています。
8月9日から78回トレードして48勝35敗で+12.4PISP、+6200円となんとか戦えています。
まずはルールさえしっかりと守れば、勝てないまでも最悪負けないと自信を持てるようなりたいですね。
あとは1回の取引で0.1PIPSでも利益を伸ばし、0.1PIPSでも損失を減らせるように、
トレード技術を少しずつ向上させていけばいいと思います。
少しは参考になったでしょうか。
FXで稼ぐためにすべきことは、取引記録をとり、取引ルールをつくることです。
なかなか勝てるようになれない人は、まずはルールを決めることから始めてましょう。
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