【チャート付き】アメリカ雇用統計結果まとめ(2019年11月発表)
このページでは2019年11月に発表されたアメリカの10月分雇用統計の結果をまとめています。
雇用統計の結果をうけて「ドル円」と「ユーロドル」がどのように動いたのかチャートを付けて記事にしています。
こちらから過去の雇用統計の結果もすべてみられるようになっています。
過去の結果がどうだったか知りたい方はチェックしてみてください。
アメリカ雇用統計結果(2019年11月発表)
▼2019年11月発表の米雇用統計▼
●発表日時(日本時間)
2019年11月1日(金)21:30
予想 8.9万人
結果 12.8万人(予想より上○)
●失業率
予想 3.6%
結果 3.6%(予想どおり)
●平均時給(前月比)
予想 0.3%増
結果 0.2%増(予想より下×)
●平均時給(前年同月比)
予想 3.0%増
結果 3.0%増(予想どおり)
非農業部門の雇用者数が事前予想を大幅に上回った。
前月よりは減速したが、9万人に届かないという予想を大幅に上回る12.8万人の増加となった。
業種別では、GM(ゼネラルモーターズ)のストライキの影響で自動車関連の雇用は減ったが、レジャー関連などサービス業は堅調だった。
失業率は、前月より0.1%悪化したが横ばいで、依然として歴史的低水準で推移しており、アメリカの雇用状況は堅調といえる。
このことからアメリカ経済全体は強く、2019年内の利下げは打ち止め、見送られるとみられている。
雇用統計後のドル円の動き
<ドル円の値動き>
○発表前 107.93円
○発表後 108.14円(+21pips)
雇用統計の結果が事前予想を大幅に上回ったことで、ドル円の初動は20pispの上昇となった。
<発表1時間後>
発表から1時間後のドル円はじわじわと高値を切り下げながら下落する展開となる。
雇用統計で20pips上昇したちょうど半分の10pipsほど値を下げた。
<終了まで>
発表から2時間後に発表前の水準まで戻すも、そこから再度上昇開始。
高値を更新して108.3円台まで値を伸ばして少し調整して108.158円で終了となった。
雇用統計後のユーロドルの動き
<ユーロドルの値動き>
○発表前 1.1153ドル
○発表後 1.1135ドル(-18pips)
雇用統計の良好な結果をうけてユーロドルは18pips下落した。
<発表1時間後>
ユーロドルはじわじわと上昇していき、発表1時間後には発表前水準まで全戻すことになった。
<終了まで>
雇用統計発表で下落した分を1時間で戻したあとそのまま上抜けする展開に。
そのまま高値圏を維持して1.1163ドルで終了となった。
11月発表アメリカ雇用統計のまとめ
今月は事前予想を大幅に上回る結果となったことから、いつもよりは値動きがでた雇用統計でしたね。
動いたといっても20~30pispですからね。
雇用統計が月1回の大イベントと言われていた時代が懐かしいですね・・・。
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