【チャート付き】アメリカ雇用統計結果まとめ(2019年12月発表)
このページでは2019年12月に発表されたアメリカの11月分雇用統計の結果をまとめています。
雇用統計の結果をうけて「ドル円」と「ユーロドル」がどのように動いたのかチャートを付けて記事にしています。
また、こちらから過去の雇用統計の結果もすべてみられるようになっています。
過去の結果が知りたい方はチェックしてみてください。
アメリカ雇用統計速報結果(2019年12月発表)
▼2019年12月発表の米雇用統計▼
●発表日時(日本時間)
2019年12月6日(金)22:30
予想 18.0万人
結果 26.6万人(予想より上○)
●失業率
予想 3.6%
結果 3.5%(予想より上○)
●平均時給(前月比)
予想 0.3%増
結果 0.2%増(予想より下×)
●平均時給(前年同月比)
予想 3.0%増
結果 3.1%増(予想より上○)
2019年12月発表の11月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回る内容だった。
アメリカの労働市場の好調さが継続しているといえる。
同時に前月、前々月発表の9月10月の雇用者数も上昇修正された。
業種別では、ゼネラルモーターズのストライキが終わり自動車関連の雇用者数が4万人増加した。
他の製造業やサービス業でも万遍なく増加した。
失業率に関しても、前月より0.1%改善して、依然として半世紀ぶりの低い水準となっている。
この結果をうけて、雇用発表直後のドル円の動きは「上昇」となった。
雇用統計後のドル円の動き
<ドル円の値動き>
○発表前 108.55円
○発表後 108.82円(+27pips)
雇用統計の内容が市場予想を大幅に上回ったことで、ドル円の初動は大きく上昇した。
<その後の動き>
発表直後に108.92円の当日高値をつける。
しかし、上昇は続かず、ゆっくりと下降を始めた。
そのままじわじわと下降していき、発表前水準の108.55円で終了となった。
雇用統計で上昇した分を一晩かけて全戻しする展開となった。
雇用統計後のユーロドルの動き
<ユーロドルの値動き>
○発表前 1.1095ドル
○発表後 1.1067ドル(-28pips)
雇用統計の良好結果をうけて、ユーロドルの初動は下落となった。
<その後の動き>
発表後も下げ幅を拡大させ、発表2時間後の24時過ぎに当日安値となる1.1040ドルを記録。
その後は明け方までじわじわと値を戻して1.1060ドルで終了となった。
12月発表アメリカ雇用統計のまとめ
2019年12月発表の11月米雇用統計の結果は市場予想を上回る内容だった。
米中通商協議が続いている最中だが、低迷していた製造業は回復しているといえる。
12月10・11日でFOMCが開かれるが、今回の利下げはなく、金利据え置きになるとみられている。
というわけで、今回の雇用統計もアメリカ経済の好調さを物語る結果となった。
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