【チャート付き】アメリカ雇用統計結果(2019年2月発表)
▼2019年2月発表の米雇用統計▼
●発表日時(日本時間)
2019年2月1日(金)22:30
予想 16.5万人
結果 30.4万人(予想より大幅に上)
●失業率
予想 3.9%
結果 4.0%(予想より下)
●平均時給(前月比)
予想 0.3%増
結果 0.1%増(予想より下)
●平均時給(前年同月比)
予想 3.2%増
結果 3.2%増(予想どおり)
今月も先月に引き続き非農業部門の雇用者数が大幅に増える結果となりました。
1月は例年よりも気候が暖かったこともありレジャーやサービス関連の業種の雇用状況が良かったようです。
失業率は0.1%わずかに悪化しましたが、それでも低い水準を維持できているといえるでしょう。
相変わらず堅調なアメリカ経済を表す結果となりました。
アメリカ議会閉鎖の影響が悪いほうにでるという懸念もありましたが、まったく問題なかったですね。
この良結果を受けてドル円の初動は上方向に動きました。
ドル円の動き
<発表直後>
ドル円の初動は上
発表前 108.90円
発表後 109.06円(+16pips)
<発表30分後>
発表後15分で発表前水準まで戻したのち再び上昇して高値を更新を目指す動きに
<発表2時間後>
そのまま高値を更新して堅調に上昇を続け、24時に発表された「ISM製造業景気指数」の結果が良かったことで一気に吹きあげる
<終了まで>
上昇一服後の深夜も高値圏はキープして、109.49円で終了となった。
ユーロドルの動き
<発表直後>
ユーロドルの初動は下
発表前 1.1471ドル
発表後 1.1452ドル(-19pips)
<発表30分後>
発表直後は下に飛んだがすぐに全戻しして、再度下落→高値まで上昇→また下落と乱高下の展開に
<発表2時間後>
ようやく方向が下に定まったのか下落トレンドになってきたか
<終了まで>
このまま下落かと思いきや24時過ぎに急上昇で一度高値を更新する。
その後は再度下落基調になり安値付近まで値を下げて1.41537ドルで終了となった。
まとめ
2ヶ月連続で大幅な増加をみせた雇用統計となり、その後の24時の指標も良結果となり、ドル円は堅調に上昇する結果となった。
ドル円は同週のFOMCからの流れで1円近く下落したがこの1日で一気に元に戻す「いってこいの週」となった。
一方のユーロドルは最終的には雇用統計の結果からみても素直に下にいったが、道中はなかなか方向感が定まらず上下に乱高下する展開となった。
今月はドル円は素直に上で、ユーロドルはフラフラしながら下という結果となった。
▼過去の全雇用統計日程と結果の一覧はコチラ▼
2019年・2018年アメリカ雇用統計 日程スケジュールと速報結果まとめ
最近のコメント