【チャート付き】アメリカ雇用統計結果(2019年6月発表)
▼2019年6月発表の米雇用統計▼
●発表日時(日本時間)
2019年6月7日(金)21:30
予想 18.0万人
結果 7.5万人(予想より大幅に下)
●失業率
予想 3.6%
結果 3.6%(予想どおり)
●平均時給(前月比)
予想 0.3%増
結果 0.2%増(予想より下)
●平均時給(前年同月比)
予想 3.2%増
結果 3.1%増(予想より下)
今月は非農業部門の雇用者数が先月大幅増の反動もあり、7.5万人増と事前予想を大きく下回る結果となりました。
アメリカ労働市場の成長が限界に近づいているという見方もでています。
この悪い結果を受けて、景気の下振れリスクも懸念され、年内の利下げ観測も強まり、今後のFOMCが注目となりそうです。
一方、失業率については歴史的低水準を維持しています。
この結果をうけて、発表直後のドル円の動きは下となりました。
ドル円の動き
<発表直後>
ドル円の初動は下
発表前 108.45円
発表後 108.22円(-23pips)
<発表30分後>
発表直後よりもさらに下げ幅を広げる。
少し戻りも入るが下落再開して下値を試す展開に。
<終了まで>
下値試しが失敗して夜中にかけてじわじわと戻す展開になる。
終了まで少しずつ値を戻して、発表直後のレートに近い108.18円で終了となった。
ユーロドルの動き
<発表直後>
ユーロドルの初動は上
発表前 1.1272ドル
発表後 1.1302ドル(+30pips)
<発表30分後>
発表直後よりも上げ幅を広げ、高値水準を維持する展開がつづく
<終了まで>
そのまま夜中も高値水準をキープして、1.1323ドルで終了となった。
まとめ
今月は最近の雇用統計のなかでは比較的値動きの大きい結果となった。
発表後も数分で元の値まで戻すことが多かったが、今月は動いた方向に向かうという、本来の姿といえる結果だった。
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