【チャート付き】アメリカ雇用統計結果(2019年9月発表)
▼2019年9月発表の米雇用統計▼
●発表日時(日本時間)
2019年9月6日(金)21:30
予想 16.0万人
結果 13.0万人(予想より下×)
●失業率
予想 3.7%
結果 3.7%(予想どおり)
●平均時給(前月比)
予想 0.3%増
結果 0.4%増(予想より上○)
●平均時給(前年同月比)
予想 3.0%増
結果 3.2%増(予想より上○)
非農業部門の雇用者数が事前予想を下回る結果となった。
業種では「小売り」が店舗からネット販売に業態が変化の動きがあることや、「運輸・倉庫」では米中摩擦が影響がでた。
しかしこれらは、一時的な要因とみられることから、アメリカ経済全体の弱まりとはみられていない。
9月18日のFOMCで追加利下げがあるというのが大方の予想であるが、今回の雇用統計で雇用者数の伸びが鈍化していることから、さらに追加利下げしやすくなったという見方がでている。
アメリカのあるエコノミストによれば、今月の追加利下げは確定的で、年内で2~3回利下げがあるとみている。
ドル円の動き
<ドル円の値動き>
○発表前 107.01円
○発表後 106.70円(-31pips)
結果が事前予想よりも悪かったことを受け、ドル円は30pipsほど下落した。
その後は5分で発表前水準まで戻したあとに、再下落して安値を更新。
しかし、落ち切らずに上昇反転し、夜にかけてじわじわと上昇していき、106.88円で終了となった。
ユーロドルの動き
<ユーロドルの値動き>
○発表前 1.1030ドル
○発表後 1.1042ドル(+12pips)
ユーロドルの動きは、ドル円ほど動かずに+12pipsと小幅上昇となった。
その後も高値を更新する場面もあったが、ドル円同様に方向感は出ず、1.1026ドルとほぼ発表前水準で終了となった。
まとめ
2019年9月発表の雇用統計は、初動こそそれなりに動いたが、その後は勢いも方向感もない展開となった。
今年は本当に雇用統計で動きませんね。
またしても、いつもどおりの結果でした。
<過去の雇用統計の結果まとめはコチラ>
2019年・2018年アメリカ雇用統計 日程スケジュールと速報結果まとめ
最近のコメント