【最新データ】NYダウ過去最大の下落はいつ起きた?下落幅と下落率ランキング
【この記事の更新日】2020年4月9日
ナッキです。
(@nakki_fukugyo)
この記事は、アメリカNYダウの過去最大の下落はいつ起こったのか書いていきます。
具体的には
2. NYダウ過去最大の下落率ランキング
3. NYダウ過去最大の月間下落率ランキング
上記の順にランキング形式を紹介していきたいと思います。
良いときがあれば悪いときがあるのが相場の世界です。
過去の歴史を学び、今後必ず起こるであろう暴落を想像しておくことは大切です。
それではダウ暴落の歴史をみにいってみましょう。
NYダウ過去最大の下落幅ランキング
それではまずNYダウ過去最大の下落幅ランキングをみていきましょう。
2008年9月29日 777.68ドル安
下落理由 リーマンショック
2018年12月4日 799.36ドル安
下落理由 米中の貿易摩擦
2018年10月10日 831.83ドル安
下落理由 米国の長期金利上昇
2020年3月27日 915.39ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年3月5日 969.58ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年4月1日 973.65ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年2月24日 1031.61ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2018年2月8日 1032.89ドル安
下落理由 米国の長期金利上昇
2018年2月5日 1175.21ドル安
下落理由 米国の長期金利上昇
2020年2月27日 1190.95ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年4月1日 1338.46.ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年3月11日 1464.94ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年3月9日 2013.76ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年3月12日 2352.60ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
2020年3月16日 2997.10ドル安
下落理由 新型コロナウイルス
1位から6位までが2020年に世界的流行の新型コロナウイルスが原因でした。
この記事を書いているのが2020年4月9日です。
新型コロナウイルスの流行はまだ終息の目途がたっていません。
今後もまだまだランキングを更新していくことも十分に考えられるでしょう。
このように上位記録を2020年に独占している背景にはコロナの脅威はもちろんですが、直前の株価の過熱状況も影響しています。
NYダウは2020年2月12日終値で史上最高値の2万9551.42ドルを記録していました。
株価が高くなればなるほど下落幅が増えることになります。
また、コロナショックを除くと、2018年がランクインしています。
このときも2018年には2月と10月にダウ平均株価は当時の史上最高値を記録しています。
2018年2月1日の終値が2万6186ドル、2018年10月3日の終値が2万6828ドルで共に最高値を更新しました。
この直後にランキングに入っている暴落が起こっています。
相場の格言にもありますが「山高ければ谷深し」というものがあります。
株価が大きく上がればその分下がる幅も大きくなるというわけですね。
100年に1度の暴落と言われたリーマンショックは15位にランクインしているだけです。
2018年よりも2008年のリーマンショックの方がインパクトあったと思います。
これもさきほどと同じ理由が挙げられます。
2018年ダウ平均株価は約2万5000ドルでした。
一方、2008年当時のリーマンショック前のダウ平均株価は約1万1000ドルでした。
2008年と2018年の株価自体に2倍以上の開きがあるため、下落幅でみれば2018年の方が大きいですが
下落率でみれば2008年の方が大きいことが分かります。
同じ1000ドルの下落でも、2万5000ドルが2万4000ドルは4%の下落で
対して、1万1000ドルが1万0000ドルでは9.1%の下落となります。
ですから、過去の暴落を知るには、下落幅でみるだけでなく下落率でもみてみなければダメというわけですね。
NYダウ過去最大の下落率ランキング
それでは、NYダウ過去の下落率ランキングをみてましょう。
1929年11月6日 -9.9%(-26ドル)
世界恐慌
1931年10月5日 -10.7%(-10ドル)
世界恐慌進行中
1929年10月29日 -11.7%(-31ドル)
世界恐慌
2020年3月16日 -12.93%(-2997.1ドル)
世界恐慌
1929年10月28日 -13.5%(-41ドル)
世界恐慌
1987年10月19日 -22.6%(-508ドル)
ブラックマンデー
過去最大の下落率は1987年10月19日の「ブラックマンデー」と呼ばれる日です。
この日当時約2500ドル弱だったダウ平均は508ドル安となりました。
1日の下落率は22.6%と驚愕の数値ですね。
2000年以降の暴落ではリーマンショックが有名ですが、2008年9月15日から2009年3月9日までで11421ドル→6547ドルと約40%の下落でした。
現代の投資家は暴落といえばこのリーマンショックを思い出すのではないでしょうか?
そして今回のコロナショックがどこまで続いて、どれほどの下落率になるのか、今後のNYダウの値動きに目が離せません。
NYダウ過去最大の月間下落率ランキング
さて、ダウの下落率ランキングをみて勘のするどい人は気づいたかもしれません。
そう、暴落率の上位4位から1位は10月が占めているのです。
「10月株式相場は荒れる」といわれていますが、なぜか過去の大きな暴落が10月に起こっていることからこう言われています。
それでは最後に各月ごとにみた下落率ランキングをみてみましょう。
※ランキングは月初値-月最安値で計算しています。
※リーマンショック
※イギリス金本位制の停止
※世界恐慌(ブラックサーズデー)
※ブラックマンデー
ご覧のとおり10月は4位と2位と1位にランクインしていました。
これはやはり、歴史上の3大暴落「世界恐慌」「ブラックマンデー」「リーマンショック」がすべて10月に起こったことが要因でしょう。
なぜ10月に暴落が起こるかは、考えられうる原因は何もないのですが、こうもかたよると気になってしまいますよね。
最後に
今回のランキグ紹介いかがでしたでしょうか?
過去のダウ暴落の歴史についてみてきましたが、いずれこれらの下落を上回る暴落がやってくるのでしょうか?
それは誰にもわかりませんが、相場の世界に絶対はありません。
いざ暴落がきたときに慌てずに対処するためにも、普段から過去の歴史から学び、備えておくことが大切だと思います。
というわけで、今回はアメリカNYダウの下落の歴史についてまとめてみました。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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