元プロ野球選手の証券マン、業界でも有名な強引営業の末、損失補てんで逮捕される

2019年5月、「東郷証券」の実質経営者の林泰宏容疑者ら4人が金融商品取引法違反で逮捕されました。

FXで生じた顧客の損失を補てんした罪ということですが、いったいどういうことなのでしょうか?

気になったので調べてみました。

 

元プロ野球選手という経歴

<林泰宏容疑者 58歳>

まず驚いたのは、この林容疑者ですが元プロ野球選手のようです。

しかも1979年巨人にドラフト1位指名で入団した投手というから驚きです。

しかし、プロではほとんど活躍することはなく1985年に引退することとなりました。

引退後は証券会社や先物関連の会社を経て「東郷証券」の実質的な経営に携わっていたようです。

 

強引な営業方法

林容疑者が幹部を務めていた「東郷証券」ですが、調べていくうちにその異様な営業方法が明らかになりました。

気になったものをまとめてみました。

①リスク説明が不十分
東郷証券の勧誘マニュアルには「絶対もうかる」など顧客を引き入れるための文言が並び、リスクに関する説明は皆無。

②強引な営業手法
同社の営業経験者の話によると、名簿業者から買ったリストに片っ端から電話をかける。
資料請求までこぎつけたら、契約するまで電話を続けていた。

社内ではこの行為を「攻撃」と呼んでいた。
なお、ターゲットは知識の乏しい高齢者というから悪質極まりないです。

③絶対的な権力
プロ野球選手から証券マンに転身した林容疑者は営業成績もよく業界内では有名な存在で、社内では「会長」と呼ばれていた。

営業成績が悪い社員には林容疑者の怒声が飛んでいたというから、かなり高圧的な感じだったのでしょう。

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強引な営業の末・・・

契約さえとれれば、あとは取引さえさせていれば手数料が入るのがFX業者です。

 

「アメリカの財政出動でドル高になる!」

「2ヶ月で4割の利益がでる!」

 

などの「絶対もうかる」と詐欺同然の言葉を並べて取引させていたのでしょう。

悪質な業者は顧客が勝とうが負けようが知ったことではありませんからね。

ただ単に取引をすればその分手数料収入が増えるので、とにかく取引をさせればいいのです。

 

そんな強引な営業手法のツケが回ってきたのか、顧客とのトラブルが起きて、林容疑者らは金融当局などに知られるのを避けるために、損失補てんをしたとみられています。

顧客4人に対して現金6200万を渡したり、別の4人に対しては林容疑者が実質的に経営する「さくらインベスト」に開設させた口座へ計700万円の利益を提供するなどした疑いがでています。

なお、損失補てんが刑事事件になるのは約20年ぶりだそうです。

 

脱税で再逮捕

さらにこの商品先物取引会社「さくらインベスト」は法人税1億数千万円を脱税した疑いがあり捜査が進められていて、林容疑者らを再逮捕する方針です。

関係者の話によると、林容疑者らは、さくらインベストのシステム管理を他の会社に委託したように見せかけて架空の経費を計上して、約5年間で所得を約5億円を隠し、法人税1億数千万円を脱税した疑いが持たれています。

まだまだ叩けば余罪がでてきそうですね・・・。

相当悪質な事件です。

FXをやっていれば分かりますが、「絶対もうかる」100%詐欺です。

絶対においしい話を鵜呑みにしてはいけません。

 

どんな取引にも損失はつきものです。

大きく利益を狙うと負けたときの損失も比例して大きくなります。

十分にリスクを理解したうえでFXはやりましょう。


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